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神奈川県議会議員近藤大輔オフィシャルページ『逗子葉山大好き』:相模貯水池 大規模改良事業

視察レポート

「美しい海岸線を守るために!!
ダムしゅんせつ土砂の養浜利用を考える。」

2009年3月5日


写真:ダムのしゅんせつ作業


相模川は富士山山麓の山中湖を源として山梨県の東部を流れて神奈川県に入り、
県中央部を流下し相模湾に注ぐ全長109km、流域面積1,680km2の神奈川県最大の1級河川です。

相模ダムはその相模川の水を、京浜工業地帯の工業の進展や
人工の増加に対応する電力の供給と上水道用水、工業用水の供給に加え
食糧増産のためのかんがい用水の供給に利用し、
さらには洪水の調整を目的として、昭和22年に完成しました。


写真:相模ダムに流れ込む桂川(山梨県)良質な砂で民間砂利採取されている。


私たち神奈川県民が毎日使う水は
ダムの貯水の恩恵に預かっています。

私たしの水道の水は、
相模ダムをはじめ、城山ダム、宮ヶ瀬ダム、三保ダムという
4つのダムの貯水によってその多くがまかなわれおり、
900万人の県民は渇水の心配なく日々を過ごすことが出来ます。

神奈川県はこの相模ダムの安全と環境を守るため、
平成5年度より『相模貯水池大規模建設改良事業(貯砂ダムの設置及びしゅんせつ)』に取り組んでいます。


この事業は『上流域の災害防止』と『有効貯水量の回復』を目的に
平成5年度〜31年度までの27か年を事業期間とする長期的なプロジェクトで、
平成20年までに約300億円を投じ、毎年約25万m3の土砂(総堆砂量1,835万トン)をしゅんせつし、
有効貯水量を193万平米回復(平成4年 3,866万m3→平成20年 4,059万m3)しました。



写真左:土砂には倒木や岩石などが多くタイヤや不法投棄物も含まれている。写真右:しゅんせつ砂を積み上げ乾かして、砂質を改善させます。


ダムは河水を堰き止めると同時に、上流からの流砂をも堰き止めるため、
相模湾域の砂浜減少の大きな要因となっています。

近藤の地元、逗子・葉山をはじめとして、
湘南の海岸では、年々砂浜が急激に減少しており、
海水浴をはじめとする観光はもとより、
津波や台風などの防災の面でも大きな問題となっています。
砂浜の減少は逗子海岸ではこの10年間で15m、
茅ヶ崎海岸では約40m減少した場所があるということが
NPOによって報告されています。

近藤はダムのしゅんせつ土砂の養浜への活用を、
神奈川県議会議員となった平成19年の6月定例会に、松沢県知事に訴え、
平成20年12月の県議会では、海岸ごとの海岸保全計画の早期策定と
施策の早期実施について働きかけました。


タウンニュース 平成19年12月21日号 クリックすると拡大します。



写真:積み上げられたしゅんせつ土砂の上にて。


環境はもはや守るだけではなく、育んでいく必要がある!

平成19年より近藤の要望するダムのしゅんせつ砂を利用した砂浜復元が実施されています。


毎年しゅんせつによって出る約25万m3の土砂。
これら土砂は残念ながらその多くは砂質が悪いため、質の良いものを選別し、
約3万m3/年(大型ダンプトラック約6,000台分)を養浜に活用することを実現できました!


      写真左:砂利が含まれている良い砂。          写真右:にぎるとダンゴ状になるシルト分が多い悪い砂。

本来は河川には水の流れの働きで土砂が山から自然と流れ着くものです。
ところが上流にダムを建設することで、
結果として川砂も、海岸もどんどんと減少しているのです。
しゅんせつによる堆砂の養浜への利用は、
人間の行いで変えてしまった自然循環のサイクルを
少しでも回復させるという意図があるのです。

しゅんせつ砂の養浜利用は、運送費がかかるため価格にすると1m3 約7,000円となります。
一方ホームセンターなどで砂を購入すると1m3 約3,000円となり、
価格の面だけで考えると買った方が安上がりになるのですが、
しかしそうした安価な砂の中には中国からの輸入川砂が多く、
環境保全の視点から考えると疑問があるのです。


ダムしゅんせつ砂を養浜利用するには、砂質改善の技術的な進歩と、
海岸までの運搬コストの削減が今後の課題です。
上流部の山梨県で行っている民間砂利採取を海岸養浜に利用するなど、
広域的な議論も必要です。
現在神奈川県では、海岸保全計画を見直しており、
平成22年度中に相模湾の各海岸ごとのしんしょく対策計画策定を目指しています。


美しい海岸を守るために今後も動向をしっかりと見守り、
必要に応じてアクションを起こしていきます。




事業の詳細は神奈川県のホームページでご確認下さい。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kigyorisui/kairyo.htm

近藤だいすけ事務所
〒249-0006 神奈川県逗子市逗子3-6-7
TEL/FAX: 046-873-8744
E-Mail:office@kondo-daisuke.jp
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